お米だより Vol.1

4月の作業

桜が那須の裾野から徐々に山を登り始めました。 あちこちに菜の花が咲いています。 春は黄色い花とともに大地に息吹がよみがえります。

サングリーン那須では数回に分けて、モミ蒔きを行いました。 また、アイガモのヒナを 80 羽注文しました。 田んぼでは代掻きがはじまり、水の張られた田んぼが田植えを待ちます。


 

発芽 、種まき、育苗

籾殻
発芽

モミを水につけて発芽させます。 発芽といっても「芽」が出るのではなく、白く出 ているのは「根」です。 この状態になってから種まき(モミ蒔き)します。

 

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種まき機

パレットに土を入れ、水をかけ、モミを蒔き、土 をかぶせるという作業が自動で行われるライン。 現代農業とは動く工場のようなもの。 農家は工場長さん。機械の整備やシステム改良を しながら、効率化をめざしているのです。

 

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温室で苗を育てます

蒔いたパレットを温室の中に入れて、30°Cくらい に保ちます。芽が出るまではシートをかけます。 芽が出てからは毎日水をかけます。


 

一粒の米から何粒?

さて、ここで問題です。 一粒のお米から、いったいどれくらいのお米がで きるのでしょうか? 一粒の米から10から12の株ができます。そし てそれぞれの株から70から 100 粒の米が実るの で、1粒から 1000 粒ものお米がとれることになります。