お米だより Vol.22

2月の作業

今年は雪が多く、畦畔焼きが延期となりました


 

畦畔焼き

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畦畔焼き

稲作農家の作業は水田の雑草・害虫対策からはじ まります。 例年この時期は水田の周りの畦畔を燃やす畦畔焼 きが風物詩となっています。 畦畔焼きとは、昔からの田んぼの畦や土手、水路 の周りなどの雑草を焼却し、農作物に被害を及ぼす越冬 害虫を駆除するため行われます。

 

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今年は雪が多い

ところが今年は雪のため、畦畔焼きが延期となり ました。 田んぼには真っ白く雪が残っています。例年は乾 燥し、枯れ草などを燃やすのですが、今年は雪が 融けて乾燥するまで、いましばらく畦畔焼きがで きません。

 

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きれいな水がおいしい米をつくります

那須は那珂川の水源地となっています。那須の 山々に降り注いだ雨や雪が山の栄養分を運び、田 んぼの土壌を豊かにします。きれいな水と豊かな山の資源が里山に豊かな実りをもたらすのです。

 

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越掘の風景

田んぼの真ん中で行われる「どんど焼き」 樹齢 350 年の「越掘の大杉」 アイガモ(写真はアイガモの卵) 冬にエネルギーが充電され、春には「I♡ コエボ リ・おいしい越掘」をキーワードに、米作りがは じまります。